KUKI について

KUKI について缩略图

50 年の「リアル」を貫く成人産業の先駆者

AV の革新から名器・オナホールの技術革命まで

九鬼株式会社(KUKI)は、1977 年の設立から 2025 年の今に至るまで、約半世紀にわたり「リアルな感動」を追求し続けてきた日本の成人産業の先駆者です。時代の変化に応じて形を変えながらも、「見える愉しみ」を「触れる真実」に変える使命を貫いてきました。以下は、各時代の軌跡を振り返ります。

1970 年代:草創期「出版からの始まり」(1977-1979)

1977 年 4 月、中川徳章によって東京・渋谷に九鬼株式会社が設立されました。当時のチームには、寺山修司率いる「天井桟敷」出身者が多く含まれ、芸術的な感性を基盤にしたコンテンツ制作を目指しました。

初期は、当時最大手の自販機本出版社「アリス出版」の下請け編集プロダクションとして活動。1978 年には独自の出版事業を開始し、「LANDA-S.S.」「LANDA-G.R.」のブランドで自販機本やカセットブックを制作。看板雑誌「Sister」を「GAL/PRESS(ギャル出版)」の名義で発行するなど、成人向けコンテンツの新しい形を模索しました。この時期の活動が、後の AV や成人用品事業の「コンテンツの本質を捉える力」の礎となります。

1980 年代:AV への転身「リアルさの探求」(1980-1989)

1980 年代初頭からは「LANDA-S.S.」の名でビデオ制作を始めましたが、1983 年に業態を大きく転換。出版業からビデオメーカーへと進み、「九鬼(KUKI)」ブランドとして本格的な AV 制作を開始しました。

  • 1983 年:初のリリースとして『消し忘れビデオ』(ラブホテル流出ビデオを編集)と『裏ビデオ通信』(裏ビデオのダイジェスト)を発売。当時主流のストーリー系や素人本番ものとは異なる「プライベート感」を強調した手法で大ヒットし、市場に衝撃を与えました。
  • 1984 年:「本番」路線に踏み出し、森冬美『冬美の本番』、杉田とも子『とも子の本番』などのシリーズを発売。AV 女優の「リアルな表現」を追求する姿勢が定着しました。
  • 1985 年:当時を代表する美形 AV 女優・中川えり子がデビュー。デビュー作『えり子の本番』は 10 万本を超える売上げを記録し、「視覚的な美しさ」を品牌の DNA に刻み込みました。同じ年、名監督・豊田薫が『少女うさぎ 腰ひねり絶頂!?』でデビューするなど、クリエイティブな人材が集まる場となります。
  • 1989 年:実相寺昭雄監督の『アリエッタ』が年間売上げ 1 位となる大ヒット。ドラマと現実が交錯する独特の世界観で、AV を「芸術的表現」の一つとする可能性を示しました。

1990 年代:多角化とデジタルの萌芽「コンテンツの拡がり」(1990-1999)

1990 年代に入ると、単体女優中心の路線にシフトすると共に、レーベルの多角化とインターネット進出を推し進めました。

  • 1990 年代初頭:伊勢鱗太朗が漫画家(平口広美)、ミュージシャン(JAGATARA の OTO)など「異分子」を作品に取り入れ、実験的な企画を続ける。AV の表現範囲を広げる運動として注目されました。
  • 1994 年:人気女優・希志真理子がデビュー(当時は「藤原志保」名義)。同年、企画向けレーベル「DEVIL(後に SUPER DEVIL)」を立ち上げ、話題性の高い作品を連発。
  • 1995 年:業界に先駆けて商用アダルトサイト「www.kuki.co.jp」を開設。半年後にはウェブ事業部門を独立させ、「アルケミア株式会社」を設立。当時の COO・五十川匡が率いるチームは、オンラインでのコンテンツ配信を模索します。
  • 1996 年:サイトを「THE CITY」に改名し、他社 AV メーカーも参画する会員制ポータルとして発展。後に「X CITY」へと名称を変更し、日本最大級の成人サイトの礎を築きました。
  • 1997 年:「egg2」「PRIVATE SEX」レーベルを立ち上げ、『THE SEX ライヴ』シリーズが長期的人気を博す。同時に X CITY で英語版サイトを公開、国際展開に踏み出します。
  • 1998 年:X CITY に韓国語版を追加。衛星放送事業会社「アスパイアビジョン」を設立し、スカパーのアダルトチャンネル運営を開始。多メディア展開を加速させました。
  • 1999 年:芸術家ジョン・ダンカンとコラボレーションした「John See」シリーズを発売。AV の境界を広げる実験的試みとして、批評家からも注目を集めました。

2000 年代:グループ発展と品質基準「安定と進化」(2000-2009)

2000 年代は、グループ事業の安定化と、AV 倫理団体「日本ビデオ倫理協会(NEVA)」加盟による品質基準の確立が特徴です。

  • 2001 年:X CITY でブロードバンド対応を完了。ADSL の普及に合わせて、動画ストリーミングサービスの品質を向上させました。
  • 2002 年:X CITY に中国語版を追加。グローバル展開をさらに推し進め、世界中のユーザーにコンテンツを届け始めます。
  • 2003 年:単体女優向けレーベル「VINL」を「綺麗」にリニューアル。新たなレーベル「嵐」を立ち上げ、企画作品の多様化を図ります。
  • 2004 年:KUKI グループの従業員数が 100 人を超える規模に成長。アルケミアには約 20 人のスタッフが在籍し、X CITY の運営体制を強化しました。
  • 2005 年:人気レーベル「toriko」を立ち上げ、苺みるく、大空あすか、西野翔などの人気女優を輩出。「リアルな魅力」を最大化するキャラクター設定で市場を席巻します。
  • 2007 年:旧作をデジタルモザイク化した「KUKI ピンクファイル」シリーズをリリース。当時主流となりつつあった細いデジタルモザイクに対応し、過去の名作を新しい形で再評価させました。
  • 2008-2009 年:AV グランプリに参画。2008 年は小西奈々主演『Grand prix Nana Konishi』、2009 年は葉山潤子主演『初花 hatsuhana』を出品し、業界からの評価を高めました。

2010 年代:デジタル化と新事業の萌芽「変化の時代」(2010-2019)

2010 年代は、パッケージ DVD の衰退とインターネット配信の本格化、そして成人用品事業への転換期を迎えました。

  • 2012 年:業界初の「透明炮架」を開発。従来の単機能的な充气娃娃とは異なり、「名器(オナホール)の補助ツール」としての明確な定位を確立し、「炮架」という用語を業界標準にしました。当時の設計は、1985 年の『えり子の本番』に登場した「桌面固定」姿勢を原型とするなど、過去のコンテンツからインスピレーションを得ています。
  • 2014 年:DVD 復刻作品のリリースを停止。X CITY 限定でのデジタル配信に完全移行し、コンテンツの流通形態をデジタル主導に変えました。
  • 2017 年:九鬼株式会社本体は 2 月 22 日に解散しましたが、X CITY の運営やコンテンツ制作はグループ会社が引き継ぎ、ブランドの命脈は維持されました。
  • 2019 年 11 月:「42 年の映像経験を、触れる真実に変える」をスローガンに、成人用品事業への本格参入を発表。AV 制作で培った「人体のリアルな感触」「動きの平衡」に関するデータベースを活かし、名器(オナホール /onahole)と炮架の開発に着手します。

2020 年代:成人用品の時代「技術とリアルの融合」(2020-2025)

2020 年代に入ると、KUKI は成人用品メーカーとして急速に成長し、技術革新で業界の基準を再定義しています。

  • 2020 年 7 月:初の量産型充气炮架「密 mik」を発売。「手持ちの疲れを解消」をコンセプトに、95% の主流名器に適合する「弾力束口 + 可換内托」構造を採用。発売直後に好評を博し、市場の注目を集めます。
  • 2020 年代前半:「新人の第一杯」をコアコンセプトに、初心者でも安心使用できる高性価比の名器をラインアップ。AV 時代の「視覚的美しさ」を踏まえ、二次元アニメ風のデザインを採用し、若者層から人気を得ます。
  • 2024 年 7 月:第四世代素材「仿生肌 3.0」の量産を開始。真人の肌の柔らかさとテクスチャーを 0.01mm 以内の誤差で再現する技術を確立し、「最もリアルな名器素材」として評価を受けます。
  • 2024 年 12 月:炮架の累計売上げが 20 万台を突破。2022 年から 2024 年まで連続 3 年、国内充气炮架売上げランキング 1 位を獲得するなど、市場での地位を確固たるものにします。
  • 2025 年 6 月:3 機種の旗艦名器「KUKI S2」「芽衣美尻」「芽子萌尻」を同時発売。発売日の売上げが過去最高を記録し、「新人の第一杯」としての存在感をさらに高めます。
  • 2025 年 8 月:炮架用新素材「記憶棉 2.0」が実験室で最終テストを通過。10,000 回の連続使用後も 99.7% の形状記憶を保持する耐久性を誇り、次世代炮架の技術基準を先取りしました。

未来へ:「リアルな愉しみ」の進化を続けて

1977 年の出版事業から始まり、AV、インターネット、そして現在の成人用品へ ——KUKI は約半世紀にわたり、「リアルな感動」を提供する形を変えながらも、その本質を貫いてきました。今後も、技術革新とコンテンツの創造力を組み合わせ、大人の楽しみをさらに豊かに、身近にするべく挑戦を続けていきます。

KUKI は、「見えるもの」から「感じるもの」へ、その旅を続けています。

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